昨日の夕方、
車を走らせること約2時間。
ずっと前から気になっていた西条にあるこのお店に
再び広島を離れる前に行っておこうと、
カンボジア人の友達を誘って行ってきた。
「カンボジア・ベトナム料理店
APSARAS(アプサラス)」
お父さんと娘さん2人がお店におられ、
食事をしながらいろいろな話を伺った。
おもしろかったのは、
カンボジア料理の今昔。
お店を開いているご家族は、
70年代の内戦のときにベトナムに逃れ、
その後、日本に渡り、日本国籍を取得されている。
そこへ多くやってくるのが、
広大に通うカンボジアからの留学生。
彼らの食べ方を見ていると、
内戦前のカンボジアにはなかったような食べ方をしていて、
びっくりされることもあるようだ。
空芯菜を漬物にしたり、
ミーシェム(焼きそばのようなもの)に
チャーヨー(揚げ春巻き)につけて食べるような
ドレッシングをかけたり。
卵と魚を混ぜて焼く
私の好きな "トレイプロマーポンティアコン" も、
実は内戦後に生まれた食べ方なのだとか。
日本だって、
昔はあったけど今はあまり見られない食べ方があり、
またその逆もしかり。
けれどこれまで、
カンボジアで食べるカンボジア料理は、
ずっとその土地にあったものだと
勝手に思っていた気がする。
すべてのことに、移り変わりがあるんだよな。
食生活でも、言葉でも、習慣でも。