最近、D・カーネギーの
「
How to Win Friends and Influence People」 という本を読んでいる。
その中に、“人に好かれる六原則―誠実な関心を寄せる”という節がある。
その例として、ウインザー公の逸話が載っていた。
彼は南米旅行の計画を立てた際、
外国へ行けばその国の言葉で話したいと考え、
出発前何ヶ月間もスペイン語を勉強し、
南米では大変な人気を得たという。
そこで分かった。
現地の言葉を少しでも話すと、
市場のおばさんがまけてくれる理由が!
親しくなれるわけが!
コミュニケーションは気持ちでなんとかなるともいうが、
現地の言葉を少しでもはなすと、直ぐうちとけられる。
それは、言葉を学ぶという行為から、
相手が自分に、自分の国に関心をもってくれていることを感じるからだろう。
そして、そうして現地の人々が私たちの拙い言葉を頑張って聞いてくれると、
私たちは現地の人々が自分たちに関心を示してくれていると思い、
さらなる関心を寄せる。
そしてその関心はお互いの利益となる。
そんな心理が人間にはあるんだろう。
なるほど、だから“指差し会話帳”なるものが、
流行っているわけか!