3月18日火曜日。
とある新聞で、こんな記事を読んだ。
フィリピン レイテ島にある
“国立フィリピン大学医学部レイテ校”。
この学校は医師・看護師の足りない地域に尽くす
人材の育成を目指し、作られた。
毎年多くの医療従事者が、
給料の高い海外へと出て行ってしまうこの国では、
国内で働く医師・看護師が足りない。
そこで、町村の推薦を受けた学生に、
奨学金や生活費を支給し、
その代わりに学生は、
卒業後ある一定期間、地域内での勤務を誓約する、
そんな仕組みを作り出した。
これにより貧しい若者に機会を与えると同時に、
卒業後も地域に人材が残り、
無医村などに人材を送りこむことができる。
そんな地域での仕事を通して、
お金ではない、仕事の意味、やりがいに気づく者も多いという。
地域のために、地域が人を育てる、
あるべき姿だなと思った。