講演:けんちくとこども
今年は有名な建築家のお話を聞く機会に
恵まれているようだ。
先日大阪で、安藤忠雄さんの講演を聞いたが、
今回の学会では、伊東豊雄さんのお話を聞くことができた。
伊東さんは仕事の90%が海外ということだが、
ヨーロッパと日本を比べて、
日本における現代建築への理解が乏しいと感じている。
そこで、子どもたちに建築に関心をもってもらおうと、
様々な場所で子どもたちとのワークショップを開いておられる。
そのワークショップの様子と、
近年手がけておられる建築についてのお話だった。
「頭上の建築」と「洞窟の建築」
二種類に分けて紹介された。
構図を考えていく際の映像などがとても興味深い。
コンピュータという技術が発達したからこそできること。
だけれど、それによって作り出されるものは、
植物的、動物的なものに戻っていくのでないか...とのこと。
印象に残っている建築:
- TOD'S 表参道ビル
- シンガポールに建設中のビル
建物を建てると、地表面の緑が減る。
だったら、建物の側面に緑を!ということでデザインされているビル。
確かまだ建設中だが、スケッチのデザインが興味深かった。
- 洞窟のような台中メトロポリタンオペラハウス
- 多摩美術大学図書館
なかなかきれいに見える写真がウェブでは見つからないけれど、
伊東さんに見せてもらった写真ではとても
きれいな建物だと感じた。
***
そして4月29日~8月8日には、東京国立近代美術館で、
「建築はどこにあるの?7つのインスタレーション」
が開かれる。
絶対に見に行かなければ!
7月東京に行けますように…。