「増える“新世代”シングルマザー」
というドキュメンタリー番組を見た。
キャリアを求めてきた女性。
経済的に男性に頼る必要がなくなった。
真のパートナーでなければ結婚しない。
結婚によって生まれるいろいろな人間関係のしがらみを嫌う。
けれど、仕事で成功したら、やはり次は子どもが欲しい。
そこで、精子バンクを利用して子どもを産み育てる。
そんな女性たちを追った番組だった。
そんな彼女たちの生き方を批判はしない。
新たな生き方かもしれない・・・と思う。
しかし、この番組を見ながらなんとなく怖さを感じた。
いろんな考えが頭の中をめぐった。
この世界には人間が手をつけられない「自然の原理」がある。
人間だって、数多い生命の種のひとつ。
なのに、人間がすべてを支配できるかのように、
自然の法則を壊してもよいのか。
では、“人口抑制”はどうなのか。
これだって、人間が自然に反して手を加えている。
とすると、そんな自然に反するような行動もすべて含めて
自然のなかの「人間」なのか。
女性のわがままではないか?
男性はどうなっていくのか?
家族ってなんだろう?
人工的に生命を選ぶ・・・
生命の尊厳が見失われそう。
・・・いろんなことを考えた。
クラスの学生の反応もいつもよりも大きかった。
みな、衝撃を受けていた。
いつも以上に議論になった。
それだけ、大きなテーマなのだ。
それでも「笑顔」を忘れない・・・